思い込みは何より怖い❗

思い込みは何より怖い
一級建築士の製図試験で何より重要なのは、問題を正しく読むことです。
その上で注意してほしいポイントが二つあります。
一つは読み落としをしない。
二つ目は思い込みをしないと言うことです。
実は製図試験で不合格になった理由を分析すると、二つ目の思い込みによるところが大きいことが分かります。
一つ目の読み落としは、勿論読み落とすことで大きな減点に繋がりますが、読み落としは、注意して読むことや、問題文のマークのしかた(マークのしかたは講義で詳しくお話致します)で防ぐことが出来ます。
しかし、二つ目の思い込みは、なかなかたちが悪く難しい課題となっております。
それは、本人がそう思い込んでしまっているため、試験中に間違いに気付きづらく後で仲間と話しているとき自分だけが間違った読み方をしていたことに気付かされるのです。
試験問題は日本語であり、素直に読めば形は必ず見えてきますが、そこに建築家としての専門的な知識を不用意に持ち込むと、ついつい思い込みで問題文を勝手に難しくしてしまうものです。
試験に合格してはじめて一級建築士なのですから、まずは問題文にしたがって素直に読み解くことが重要です。